ヒートショックの対策を
血圧や脈拍が大きく変動するダメージのことで、
心臓や血管に負担がかかり、心筋梗塞や脳梗塞、脳卒中などの引き金にもなる
恐ろしい健康リスクです。
特に冬に浴室で起こりやすいことが特徴です。
ほとんどの人が『ヒートショック』という言葉を知っていて
内容まで理解している人はおよそ半数いるそうですが
対策できている人はまだまだ少ないそうです。
まずは下記内容のような入浴時の習慣を見直してみてはいかがでしょうか。
~消費者庁が発表している入浴中の事故を防止するための対策~
⑴ 入浴前に脱衣所や浴室を暖めましょう。
⑵ 湯温は41℃以下、湯につかる時間は10分までを目安にしましょう。
⑶ 浴槽から急に立ち上がらないようにしましょう。
⑷ 食後すぐの入浴、またアルコールが抜けていない状態での入浴は控えましょう。
⑸ 精神安定剤、睡眠薬などの服用後の入浴は危険ですので注意しましょう。
⑹ 入浴する前に同居者に一声掛けて、見回ってもらいましょう。
冬季に多発する高齢者の入浴中の事故に御注意ください! | 消費者庁 (caa.go.jp)
ヒートショックを引き起こす原因は
温度差の変化による血圧のダメージなのですが、
そもそも家のなかに寒暖差をつくらなければ
ヒートショックのリスクを軽減できます。
根本的に解決するには
建物全体の断熱性能そして気密性能を高めなければいけません。
これから新築やリフォームを計画されるかたは
十分に検討の余地があると思います。
また、そうでないかたは
コストが比較的安く、効果が期待できる対策として
窓の断熱強化という選択肢もあります。
窓は建物のなかで最も熱の損失が大きい部位のため
窓の断熱強化リフォームをすることで
室温低下を軽減することが可能です。
ちなみに、窓断熱強化リフォームは、内容によっては補助金が受けられます。
『こどもみらい住宅支援事業』【リフォームの場合】 | 株式会社中日設計事務所 (chunichi-ao.co.jp)
※弊社過去ブログ記事
kodomo-mirai_detail.pdf (mlit.go.jp)
※こどもみらい住宅支援事業事務局HPより
春の訪れがもうすぐそこまで来ていますが
まだまだ寒い時期は続きますので
今一度
ヒートショック対策について見直してみてはいかがでしょうか