【中日設計事務所×FPの家】C値の平均は??
FPの家はかならず隙間相当面積(C値)の測定を行います。
例外はありません。
スキマを数値化することにより、換気もはじめて数値化できるようになり、
ほんとうの意味での計画換気が実現します。
高断熱への意識が定着してきた昨今では、スキマがあることに
いいことなんてひとつもありません。
ですので、C値はとても重要な数値です。値が小さいに越したことはありません。
中日設計事務所の『FPの家』は
1998年に始まり2022年現在に至り、24年の歳月を経て
今ではおよそ100のFP家族がいらっしゃいます。
そして、すべての家族がそれぞれのC値を持っています。
100家族のC値平均値は
0.45
※この数値は42坪の建物でいうと、おおよそ8㎝×8㎝相当の隙間です。
↓これくらい
24年分と多種多様な形状のすべての平均値です。
安定と伸びしろのある数値だとご理解ください。
気密性能は、新築時がピークで年数が経つと落ちるといわれています。
また、換気システムはC値1.0以上のお宅ではうまく機能しないといわれています。
ですので、C値の数値も大事ですが、
経年劣化により数値を悪化させないこと
悪化してもC値1.0を超えないこと
も大事です。
『FPの家』では経年によりC値がどのように変化していくのかを
全国の複数のお施主様にご協力いただき、測定と観察をしています。
弊社のFP家族のかたにもご協力いただいています。
過去に投稿したフェイスブックの記事はこちら↓↓↓
このお宅の新築時のC値は0.26でしたが、
4~5年目の測定で0.36、0.39と数値がほぼ一定になりました。
0.1程度は数値が下がり、その後は安定していることになります。
新築時とほぼ変わらない性能を保持し、
変わらない快適さを維持してくれています。
もちろん今後も経過観察は続きます。